これはオススメ

Hirth Martinez(ハース・マルティネス)はイイ.こんなオジサンになりたい.彼はソウル,ジャズ,ボサノバといったジャンルをルーツとした素敵な楽曲を作り,自らその楽曲を心に染み入るようなダミ声のボーカルと絶品のギターで奏でる.僕はハースさんのCDをかけながらよく就寝する.目をつむって横になりながら聴いていると,ホントに心地よくなっていつの間にか眠りについているのだ.
こんなこと考えてると,ふと,サンテレビで98,99年あたりに放送されてた「ロック・ザ・ルーツ」て番組がまた見たくなった.この番組は,初期こそ,ロックとは何ぞやと系譜をたどって,ブルースから発展して,ハードロックがどうとか,プログレッシブロックがどーとかきちんと黒板を使って,音楽評論家の方の和田誠氏が説明してくれた番組でした.ジャック・ブラックが映画でやる前にね.たまに来日ミュージシャンのインタビューとかあって,ギター小僧だった高校生の僕は「おぉ,ビリー・シーンだ.」とか言って喜んでいた訳で.
しかし,後期になると内容が全く変わって,巨人のユニホーム着たヘンな人(常盤響氏)がDJとしてヘッドフォンの片がけ*1について説明してくれたり,みうらじゅんがロック崖先生としてロックな崖やにゃんまげについて説明してくれたり,なんかコントしたり.とにかくスバラシィ番組だったのですよ.そう,後期の「ロック・ザ・ルーツ」こそ,現在の僕のルーツといっても過言ではないのです! だから,もう一度見たいと思う.
ハースさんの存在は,この番組の後期で紹介されていて知ったのです.普段,素人にはオススメできない危険な音楽作品ばかり紹介してますが,ハース・マルティネスさんは全ての人にオススメです.
amazon:ハース・マルティネス

*1:片方の耳でヘッドフォンの音,もう片方の耳でハウスからの音を聴くときのヘッドフォンの状態の事