無料の方のフリー

この前,NHK観てたら,青森の「五戸ちんちんバス」が紹介されてた.医院や薬局,商店街を循環するバスなんだけど,無料で利用できて,好きな場所で降ろしてくれるのだ.それは,自治体が運営しているのではなくて,そのバス停となる医院やお店が出資している.
広告費で無料のサービスが運営されてる.地上波の放送とかは,最も分かり易い例だろうけども,非常にローカルなレベルでも行われてるのが印象的だった.
ソフトウェアの分野でも広告収入によるサービス化に備えるようにとのメモをビル・ゲイツ氏も幹部や直属の部下に送ったようだ.既に,Windows Live / Office Liveというオンラインを拠点とした作業環境を発表している.Amazonが成功させたモデル,GoogleやYahooが無料で提供するサービスを超えた何かをMicroSoftが提案するのではないか.
ソフトウェアは店頭に並んだものを買うのではなく,ネットに接続すれば無料配信されて,その代わりにインストール中や使用時に広告が出るようになるのかもしれない.自分が必要としているソフトウェアをオンライン上で探し,ダウンロードし使用する.使用した傾向がデータとして保存されて,次に使うべきソフトを提案される.自分がダウンロードし,使用する程,自分の傾向が反映,カスタマイズされたソフトウェアが次に配信される.
むしろ,作業環境がオンラインで提供される事で,ユーザの作業の全てはオンラインを介して行われる.つまりはユーザのPCはMicroSoftを中心のサーバとした総端末化される.なんてのは考えすぎな話だろうか.
でも,Windows環境がオンライン上のものになって無料で配信されるなら,広告がうざいとか言いながら結局使うんでしょうな.
あぁ,書いてるうちに話の方向が変わってくるのはダメですね.
参考:「サービス化の波に備えよ」--ビル・ゲイツによる話題のメモを全文公開 - CNET Japan


そういや,最近のお気に入りは無料ネット放送GyaOだなぁ.なかなかおもしろい番組を配信してます.まぁ,ほとんどのコンテンツは自社で制作ではなくて,放映権を買い取ってきたものだろうけど.