閉じてる状態と開いてる状態

この前,友達と話した事.ネットにおけるブログのオープン,クローズについて.


特に,オープンな誰でも見れるブログとクローズドなmixiとを比較してみた.


閉じたコミュニティの良さは,相手が誰であるかわかるということ,自分の情報の広がりをコントロールする事が出来ること.mixiにおけるコミュニティのように,閉じた分ある特定の項目に対して人が集まりやすくなる.

開いたコミュニティの良さは,不特定多数の人間,ネット使用者全員に自分の情報を与えることが出来ること.匿名性によって,より踏み込んだ意見を得ることが出来る.

彼の意見としては,ネットは開いたコミュニティであるべきで,閲覧者の選別は成されるべきでない.ということだった.僕は,目的に応じて,開いた状態にするか,閉じた状態にするかの選択肢があるべきと考える.


主なブログの使い方としては,アメリカでは記事を書く傾向にあるのに対して,日本では日記として使われる傾向にあるらしい.
基本的に,日記は友人に向けて書かれている.自分の正直な感想や,日常を書くには,ある種恥ずかしさがあったりする.例えば,バカなことを書いているのを家族に見られたくないと思う人もいるのではないかな? 日記に,家族がやってきたり,意図しない人間が意見をぶつけて来る事は不本意と思うから,mixiのように閉じたコミュニティも必要なのではないかと思う.


mixiは外に閉じているために,自分の情報を自分で晒す逆転現象が起きている.だからこそ,同じ趣味嗜好の人間の繋がりが出来易いと思う.自分を全部晒せばいい訳でなくて,自分の意図に準じてコントロールするのが理想的だと思う.必ずしも,自分の情報を発信するのにmixiである必要がない.



ブログが自分自身を表現するツールとなっている.自分のメッセージを発信する対象が誰であるかによって,閲覧者のコントロールを使い分けて,自分自身をコントロールするのことが必要なのではないかな.


実際問題,オープンな自分のスペースに不特定多数の人間がそんな来るわけでもなく,匿名のマスクをかぶった友達が率直な意見を述べてくれるぐらいのもんでしょうね.それにどう対応するかが実は重要だったりするのかもしれないですね.