医療な日

思ってた予定の通り、昨日の朝病院に行きました。
しかし、出かける直前まで余裕だったんですが、病院に行く準備をしている時に大きなくしゃみをしてしまいました。くしゃみの拍子に脇腹の辺りが「びきーん」と何か切れるような感覚があって、急に強い痛みが走るようになってしまいました(T_T) お腹に力を入れる度に、痛みが走ります。いかに普段腹筋を使うかわかります。そんなわかり方は嫌ですな。

幸い診察結果は、特に肋骨折れてる様子は無く湿布と胸部固定用のバンドを巻いてもらって終了。折れてても、手術するまででなければ、結局治療法は同じだそうです。
要は安静にしてるだけ。

今1番怖いのはやはりくしゃみです。


病院行って折れてない事がわかって安心したので、マイケル・ムーア監督の「Sicko」を観てきました。
内容は米国の医療保険制度についてのドキュメンタリー、つかコメディです。医療保険世界紀行とも言えるように、医療費がタダの国を巡り、利益主導型の米国医療と比較していきます。
社会主義制度だとアメリカ人が恐れる国民皆保険がイギリスやフランスで行われ、ムーアたんがその至れり尽くせりな保険制度を目の当たりにしてアワアワしている姿に萌えます。いや、萌えるのはウソだw


今日受けた診察代は数千円で済みましたが、もちろん3割負担なんだから、元の金額が高ければ負担も増えてしまいます。それでも日本は恵まれているのでしょうか? 
しかし、救急車を呼ぶのに保険会社の許可がいるとか、有り得ないなあ。確かに救急車は米国ではタクシーより高いからお金がかかるんだけど。

映画の中では、保険会社がいかに保険料を支払わないようにするか、保険会社が審査で拒否する既往症のリストがデカすぎて、ネタにされてたのは笑えました。
医療費負担額が無料という国では、税金が高かったり、失業率が高かったり、もちろん色々な問題があるんだろうけど、そんなの2時間で描けるかって言われるだろうな。そういう問題がある云々よりも、外国(特に米国が敵視するキューバ)では当たり前の無料で医療が受ける事に対して、医療保険制度の為にまともな医療を受けられないアメリカ人が涙を流す姿を流すシーンが1番印象に残りました。今回、医療保険が題材なっているけれど、アメリカの立法制度や議会、政府の意思決定方法がロビイストによって左右されていると描かれているように、やっぱり一貫して政治と献金団体の関係を映画にしているんだよな。


でも、政治がどうよりコラージュムービーとして単純に面白いんですよね。端々に挿入される関係ない映像が絶妙。