久々にまともな読書

森博嗣さんの「カクレカラクリ An Automaton in Long Sleep (MF文庫ダ・ヴィンチ)」を読了。


小説は少しずつ読んでいると途中で頓挫してしまいがちなので、ばーっと一気読み。


小気味よく提示される謎と理系なキャラクター、そして、堅苦しくない表現で技術への尊敬の念が語られる文章に読んでいて、なんとなく居心地の良さを感じてしまう。
ミステリーというと殺人が最大のテーマになってしまうけど(死が究極の消失だから?)、この物語の中心は宝探しであり、だからこそ読み手は主人公とともに謎解きにのめり込むように読みふけってしまうのだと思いました。